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審美眼のない技術者が、お客様を綺麗にできる訳がありません。流行や文化を掴む事は大事ですが、テレビや雑誌を追い掛けているだけでは、本質を見失ってしまいます。

「多くを見聞し本物を探そう」 ここは感受性の旅を綴ったコラムです。     ( 構成・文  永野 洋 )


■ SILENT POETS

Introduction.................1991年結成。1992年FILE RECORDSより1stアルバム「6 pieces "sense at this moment"」でデビュー。 現在までに通算6枚のオリジナル・アルバムと7枚のリミックス・アルバムやミニ・アルバムなどをリリース。................................

私が出会った頃、彼ら(現在は一人)はまだ"dub"というジャンルに当てはめられていました。でも当時から、作るその音は透明で、聴くだけで温度を下げる様な冷たさと、流れるだけで周りの空気を浄化する様な清涼感を持っていました。

繊細でストイック。軽々しく愛を叫んだり、人生の応援歌を唄ったりはしない。しかし、妥協を許さない職人のようなその姿勢は、音への慈愛と生々しさに満ちあふれています。

私が彼に惹かれるもう一つの理由はデザイナーとしての一面です。彼の美意識は自らのジャケットヴィジュアルはもちろん、 本の装丁、ファッションブランド「SOPH.」のグラフィックデザイン等を手がけるまでとなりました。初期こそ構成も色使いも稚拙なものでしたが、1作毎に楽曲と共に洗練されていき、アルバム「FIRM ROOTS」の頃には、それはもう隅々まで血の通っているような、繊細な仕事です。私は当時ジャケットを保存するため、2枚買いをしました。

この手の音楽は苦手という方には、「UA」に提供した「青空」という楽曲をぜひ聴いてほしい。

正真正銘本物。静かに、只そこある。彼は確かに自分の目と耳で作品を作っている。

■  Potential Meeting
■  For Nothing Remix
■  Firm Roots
■  Once in a Lifetime Opportunity
■  To Come
■  To Come (Remix, Vol. 1)
■  To Come [Yellow Productions]
■  To Come...Another Version
■  For Nothing
■  Words and Silence

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